2010年8月26日木曜日

100826

おつかれサマー!!!
毎日毎日暑い日々、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
こちら、汗をかき過ぎてアセモが治らない呉人。
ビアガーデンに行く夢を見て、モーレツにビアガーデンに行きたいがお寺の工事があるためグッと我慢して、アセモに負けずに今日も投稿です!

さて、前回の投稿で第一工区の和室、キッチンの工事がようやく完了し、その報告をさせてもらいました。
現在は第二工区の、今回工事の目玉の一つでもある、「版築工法」でつくるホールの工事に着手しております☆

この版築工法と言われるもの、それは現在のコンクリート(セメント)を使用した工法が発案されるもっと古代から、土壁や建築の基礎部分を堅固に構築するために用いられ、主剤として土を使用し、後は若干の砂と土を混ぜたものが材料となり、非常に頑丈で、城壁や墳墓などの大規模な建造物をはじめ、道路や家屋などにも用いられてきた歴史をもってる工法、といったところ。

作り方としては以下のようなカンジ。

①、コンクリートの打設を行う際と同じように版築壁となる部分の両側を板などで囲み型枠を作る。

②、土・砂利・砂、この3種の材料を混ぜ合わせたものに、今回はより強度を出すために、これに少々のセメントを混ぜ、板で挟まれた間に入れる。

③、たたき棒で入れた土を硬く突き固める。

④、また②の土を入れて突き固める作業を続けていく。(②と③をひたすら繰り返す。)

⑤、所定の高さまで突き終わると①の枠をはずして完成。

ざっくりこんなカンジです。

そう、大変な作業と言うことです。

有名な建物として、INAXの土・どろんこ館の外壁で使用されています。

現在はそのホールの版築壁となる部分の骨組みと型枠に関する作業をしております。

まずは骨組から。

↓我らが伊藤さんに溶接を手伝っていただきながら版築壁の骨組(版築壁の中に埋め込む柱)を組みます。


版築壁を支える骨組、土の重量と、転圧する際の衝撃に耐えうる様、水平・垂直を確かめながら、しっかりと溶接しながら…。

↓無事骨組架設完了!



次にこの骨組に沿わすように型枠を取り付けて行きます。

もちろん型枠も自分たちで作っちゃいます。

↓コレなんだと思います?


↓コレを型にしながら型枠を組めば…


↓版築壁のコーナーの曲がり壁の型枠のデキアガリ☆


↓その他の型枠もみんなにも手伝ってもらいながらせっせせっせと作っていきます。



↓こうやって作り上げた型枠を取り付けていき…


↓無事型枠一段目取り付け完了!



↓次にこの型枠が、版築壁転圧時の衝撃や、土の重量に耐えうる様に、しっかりと単管で支保していきます。



なんとこのタイミングで、我らがあっちゃんがチーム遊林寺に本格的に参戦してくれました☆

↓この単管組みの作業は本当に大変でしたが、なんとか完成!




さあ!!!!!!これでいよいよ版築壁をつくる下準備が完成です!!!!
ここからはひたすら土を型枠の中に入れて、転圧あるのみ!!!!

↓土をつくって


↓土を入れて


↓入れた量を測って


↓あとはひたすら突いて


↓んだらまた土入れて


↓んだらまた突いて


↓そうやって一段目の型枠の高さギリギリまで突けたら、補強のための鉄筋を取り付けて




↓そうすると2段目の型枠を組んで



↓また突いて

↓突いて

↓突いて

↓突いて

↓突いて


↓型枠3段目にもなると、既存の建物の天井とほとんど隙間が無くなって突くのも大変!



↓そうしてなんとか上まで突き終わりみんなで乾杯!


そしていよいよ型枠の解体。

↓苦労して組んだ単管も解体はわずか二日で完了。



そしてついに型枠の解体です☆

↓ドキドキしながらみんなで第一枚目を解体しました。


そっと取り外してみると…

↓ちゃんと突けていてみんな安心とその美しさにうっとり♪



↓そして次々と型枠を外し、徐々に見えてくる全貌にうっとりしながら…


↓全型枠解体完了!!!!





どう?マジでやばいっしょ?????

こうして約一ヵ月半にわたる版築工事もようやく無事終了♪

本当にたくさんの人に手伝ってもらい、無事に完了することができました。

本当に本当にありがとうございました!!

明日からは遂に外壁に足場を建てて外壁の左官工事へと突入します!

みなさんの期待にこたえられるよう、そしてこれからも皆さんに手伝ってもらいながら頑張ってまいりたいと思いますので、こうご期待!!

1 件のコメント:

  1. やばいなぁ!
    版築は本当に素敵だね。素材が生きている。

    実物が見たい。
    安全に気をつけて頑張ってね♪

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